エベレスト3D
「エベレスト3D」は2015年公開のノンフィクション・パニック映画
ミケランジェロや貞子、実在するものもしないものもとりあえず3Dにしていた時期よりは少し遅れて公開された印象ね。
原題は「Everest」だけど、日本では例によって3Dが付け加えられているわ。
ノンフィクションものだけど、自然対人のパニック映画という風にも観られる。
人を襲うのはひたすら自然の猛威よ。
でもそんな山が映し出すのは人間の愚かさ。
酸素を吸わずに登り切ることをポリシーに掲げる派閥と、それに突っかかる派閥あり。断崖絶壁の地での大喧嘩は別の意味でハラハラしたわ。
なぜ人は山に登りたがるのか。という問いの答えは、「そこに山があるから」だけではなく、案外お金と名誉が絡んでいることがわかったり、登山のリアルが興味深い。
空撮を駆使したエベレストの映像や、高いところから見下ろす険しい大地は圧巻だけど、最後までそれ以上のハラハラドキドキはあまりなかったかな。
背負っている酸素がなくなりそうになるシーンは正統派パニック映画っぽいけど、宇宙モノで死ぬほど観たからあまり新鮮味はないわ。
それよりも、この映画のキーワードはお金かも。
「お金って命綱なんだ。」ってこと、リアルに再確認できたわね。